【高級魚がズラリ】釣り大会でゲットした魚を調理して自宅で〝料亭気分〟
今回で13回目となった「湘南爆釣族 まるやま倶楽部」の磯釣り大会。大会の場所となったのは静岡県・西伊豆 雲見。今秋の雲見は、フカセ釣りのイサキはアブレなく、スマガツオ、ショゴ(小型カンパチ)、シマアジなどの“青物”も好調で、底物ではイシダイ、イシガキダイ、“根魚”もアカハタ・オオモンハタが連日釣れていると事。大会ルールは「お持ち帰りする最大魚の重量」での勝負。2年近く優勝から遠ざかっている私は、今大会は一発大物のみを狙い、気合を入れて大会に臨んだ! 【画像】釣り人だからこそ味わえる新鮮な魚料理!お刺身がプリップリ!日本酒と合う~。
前半戦は“スルルー”で大物を狙う
大会幹事の私はメンバーの希望磯から漏れた「千貫門」の南側を選択。ここはは景勝地としても名高く、足元から水深10~20mのドン深で、潮通しも良く大物が期待できる磯である。 今回は前半戦を“スルルー”で、後半戦をウキフカセで挑む事に。“スルルー”の仕掛けは、磯竿2.2号/リール5000番/道糸PE1.5号/ナイロンリーダー5号を4尋(1尋は約1.5m)/フロロカーボンハリス12号を2尋/ヒラマサバリ14号。ウキはメンバーの竹名さん作製の「スルルースペシャル 管付きウキ」でウキ止めは付けずに深いタナまで探れる仕掛けとした。“スルルー”釣りは経験が浅いので『釣りビジョン』動画で勉強し、餌はキビナゴと豆アジを準備した。まずはキビナゴで攻めてみる。 キビナゴを3匹程度パラパラと撒きながら、なるべく同調する様に仕掛けを入れていく。緩やかな上り潮に乗せて暫く流していると、ウキが少し沈む様子が見られた。竿2本(約10m)以上は仕掛けが入っているので「“根魚”が触っているのかな?」と半信半疑で合わせを入れてみると、ゴンゴンゴンッ!と激しい引きで竿を曲げてくる。十分に引きを楽しみながら見えてきた魚体は、予想通りの良型のアカハタだった。幸先よく1投目から釣れたものの狙いは大型魚だ。 今度は餌を豆アジに変更し更なる大物を狙ってみた。豆アジが視界から見えなくなった頃、道糸がススーッ!と走ったと思えば一旦止まり、また再び走り始める。「何か変だなぁ?」と思いつつ合わせを入れるが空振り。仕掛けを回収してみると、豆アジの頭だけがかじられていた。どうやらアオリイカに悪戯されたようだ。潮に流すとアオリイカに触られるので、今度は磯際を丹念に攻めてハタ系の大物を狙ってみるが、ウツボの猛攻でどうにもならない。 豆アジでは目立ちすぎてしまうのか、仕方なくキビナゴに再変更した。磯際から竿1本程度の距離から仕掛けを入れていくと、竿先を引っ手繰る強烈なアタリ。間髪を入れずに合わせを入れると、引きは中々強いが重量感が感じられず上がってきたのは35cm超えのオジサン。どうやらこの場所はオジサンのマンションだったようで、オジサン5連荘を達したところで狙い場所を変更した。その後は沖の沈み根付近でアカハタを数枚追加したものの、大物には遭遇できず、時刻が満潮の9時に迫ったところで、後半戦の支度と暫しの休憩を取ることにした。