中途半端なFRB、インフレ制圧に払う大きすぎる「代償」
アメリカでは3月のテーパリングや利上げの開始がほぼ確実視されています。問題はそれほど時間的余裕があるのかということかもしれません(写真:janik_photo/PIXTA)
FRB(連邦準備制度理事会)はタカ派に転換したといわれるが、本当なのだろうか。 1月11日、パウエルFRB議長は、アメリカの上院銀行委員会の公聴会で、FRBの責務である最大雇用について「非常に急速に近づいている」と述べた。一方、もう1つの責務である物価安定については「賃金上昇が持続的なインフレを助長する展開には至っていない」が、「インフレは深刻な脅威だ」と述べ、政策スタンスをインフレ抑止重視へとシフトする考えを示した。
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