3日(日)文化の日 全国的に秋晴れ 東海以西は夏日予想も
梅雨末期のような大雨でスタートした3連休。2日目のきょう11月3日(日・文化の日)は天気が回復し、全国的にさわやかな秋晴れに恵まれそうだ。たっぷりの日差しで気温が上がり、日中は東海から西で25℃前後、沖縄では30℃前後の暑さになる見込みだ。
荒天一転 紅葉生える青空に
台風由来の暖かく湿った空気が流れ込み、きのうは西日本の日本海側を中心に11月としては異例の大雨となった。列島を通過した活発な雨雲は去り、きょう3日(日)は太平洋側を中心に広い範囲で朝から晴れている。海からの湿った空気の影響で日本海側では雲のかかっているところもあるが、次第に青空が広がり、全国的に行楽日和になりそうだ。きのうの雨風の影響が心配ではあるものの、紅葉が見頃を迎えているところでは青空とのコントラストが楽しめそう。ただ静岡県周辺と北海道では通り雨に注意したい。
霜月なのに”夏日”予想
季節の歩みが遅く、11月に入っても高温傾向が続いている。きょうの最高気温は関東から西で10月上旬~中旬並みのところが多く、南大東(沖縄)は30℃の真夏日、那覇29℃、鹿児島28℃、高知27℃、熊本・宮崎26℃、名古屋25℃などと夏日が予想される。湿度は低いものの汗ばむ陽気になるところもありそうだ。東京は22℃できのうより5℃も高い見込み。北風が吹くものの日向では過ごしやすいだろう。
秋雨シーズンの出口 今週は季節前進
しつこく長引いた秋雨シーズン。今週は関東以西の太平洋側で晴れマークが並び、東京のグズグズ天気も解消しそう。一方、北海道では3連休最終日のあす(月)は雨や風が強まり、夕方~夜は東北や北陸でも雨の降るところがある見込みだ。 連休明けは冬型の気圧配置に変わり、寒気の流れ込みで週の半ばからは全国的に気温が下がる傾向となる。週後半は、東京や名古屋で今季初の一桁予想。日中は晴れても10℃台で、晩秋らしい肌寒さとなりそう。停滞していた季節がようやく進みそうだ。 (気象予報士・小野裕子)