<速報>阪神ー広島戦で金本監督の抗議で判定が覆る珍事
甲子園球場で9日に行われた阪神、広島の2回戦で、一度下されたセーフの判定が金本監督の抗議でアウトに覆るという珍事があった。場面は2-2の同点迎えた9回。一死二塁で、代打・松山の詰まった打球は、ライトの前に飛んだが、突っ込んできた阪神の福留が、手を伸ばしてスライディングキャッチ。だが、瞬間、一塁の塁審は、捕球前にグラウンドに落ちたとして「フェア」のジャッジを下していた。 しかし福留が、強い口調で捕球をアピールする姿を見た金本監督がベンチを飛び出して猛抗議。審判団が集まって協議した結果、抗議を認め、判定は覆ってアウトとなった。二塁走者は進塁はしていなかった。 責任審判は、マイクで「4人で協議した結果、確保したのを確認しましたので松山選手はアウトです」と説明した。 THE PAGEで映像を確認すると、確かに福留はダイレクトキャッチしており、審判団は抗議を受けて最終的には正しい判定を下したが、これに納得のいかない広島・緒方監督が抗議を行い、試合中断が続いた。結局、緒方監督が折れて試合続行となったが、この回、広島は勝ち越し機を逃した。ビデオを確認に用いる本塁打と、本塁のクロスプレー以外で、判定が覆る極めて珍しいケースとなった。