「1年に2回電気止まったことも」専業主婦→”片付け”講座で起業→年商5億円企業の経営者に 女性起業家増やすには
ホームポート 西崎彩智 代表 「がんばろう!10分間だ」 キッチンやリビングなどを片付ける受講生たち。 西崎さんは、画面を見ながら適格なアドバイスやねぎらいの言葉を投げかけます。 ホームポート 西崎彩智 代表 「むりやりデッドスペースに物を入れるのはやめよう。忘れるよ」 「取るときは絶対何か必要と思って取るけど戻す時にめんどくさいと絶対戻さないから、戻すときに戻せるかどうかのチェックをしてください」 「悩んでいた人が急に紙を破りだしたんですよ。書類見てどうしようどうしようと、もういいやと思って破ったり」 「上の棚を見てこの棚どうしようかなと思っている。彼女は明らかに背が届かない場所だったので、アドバイスをすると空っぽにしていました」 「えらいよね。こんな毎日起きてやってんだよ。すごい」 ■1年に2回電気が止まったことも・・・ 毎年700人以上の片付けの悩みを解決してきたといいますが、起業当初の数年間は、かなり苦労したと振り返ります。 ホームポート 西崎彩智 代表 「ちょうど子供たちが大学生と高校生でめちゃくちゃ苦しかったです。どうにか抜け出さないと続かないなと思っていました」 片付け方の提案をしてもほとんど断られ、利用者は増えず、料金滞納で電気が年に2回も止まるなど苦しい日々を過ごしたと話す西崎さん。 その後、一度に複数の人を相手に出来るオンライン講座に着目し、コロナ禍での需要も追い風になり会社が軌道に乗りました。 ホームポート 西崎彩智 代表 「あの時みんなおうちにいたじゃないですか。孤独感もあったし。オンライン上とはいえ自分の悩みを共感できて、共に歩んでくれる仲間という存在がみなさんすごく良かったみたいで」 ■起業に”男女差” 女性支援策も 日本政策金融公庫によると、起業家に占める女性の割合は上昇傾向にあり、去年は25.5%となっていて1991年の調査開始以来最高となっています。 しかし、まだ、男女間で大きな差があるのが現状です。