岸田前首相が最高顧問 アジアの脱炭素支援に向け議連が発足
自民党の「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」議連が19日、国会内で設立総会を開き、岸田文雄前首相が最高顧問に就任した。アジアの脱炭素化に向けて岸田政権が提唱したAZEC構想の推進を目指す。岸田氏は11月には個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の抜本的な拡充策などを検討する「資産運用立国議員連盟」も発足させており、党内での存在感を高めている。 岸田氏はあいさつで「官民と政治が力を合わせることでAZEC構想を進めていかなければならない。アジアに一大脱炭素市場をつくり上げるべく行動していきたい」と述べた。今後、アジアで脱炭素の取り組みが進んでいない国の支援策などを話し合う。 AZEC議連の会長には斎藤健前経済産業相が就任したほか、萩生田光一元政調会長や、小泉進次郎元環境相らも出席した。