写真：Impress Watch

楽天証券は、10月20日からロボアドバイザー「かんたん積立診断」を提供を開始する。 【この記事に関する別の画像を見る】 「かんたん積立診断」は、利用者の現在の投資信託積立設定情報から、「稼ぐ力」・「耐える力」・「安定力」の各スコアや、それらの各スコアをもとに算出する「総合スコア」を診断。追加で積み立てると各スコアが改善できる投資信託を1つずつ提案する。「ロボアド」は一般的に金額などの一定の条件をユーザーが指定したあとは、自動で買付やリバランスを行なうものだが、「かんたん積立診断」は投資についての「アドバイス」を行なう機能となる。 利用者は「かんたん積立診断」を使うことで、現在の投信積立設定の評価を知り、より良いポートフォリオに近づけられる次の投資信託を見つけられるという。 スコアの概要は以下の通り ・稼ぐ力：過去5年の実績リターンをもとに数値化。どれだけ運用益が出ているかの指標になる ・耐える力：過去5年の価格の最大下落率をもとに数値化。市場の急激な値動きに対してどれだけ抵抗力があったかの指標になる ・安定力：現在の積立設定が、複数の投資信託を組み合わせることで、安定した値動きをどれだけもたらしているか数値化する。積立設定が1銘柄の場合、スコアは1.0になる。銘柄を複数組み合わせることで、どれだけ値動きの幅を抑えて安定させられるかの指標となる さらに、追加で積み立てると、各スコアを改善できる投資信託を1銘柄ずつ提案。重視するスコアを改善する次の商品を把握できるようにする。 今回提供開始する「かんたん積立診断」は、2023年11月から12月にかけて提供していたサービスで、当初は新NISAでの積立予約のための参考にするためのツールとして提供していた。ユーザーからの要望もあり、資産づくりを支えるいつでも使えるサービスとして展開する。なお、今秋を目処に楽天証券が提供予定の資産づくりアプリ「iGrow」にも同機能を追加予定。