【Jリーグ】シーズン移行2026年前半に特別大会実施 優勝クラブにはACLE出場枠
Jリーグ理事会が17日、都内で行われた。秋春制へのシーズン移行に伴い、26年前半に行われる特別大会の大会方式が発表された。 J1の20チームが参加し、地域リーグラウンド、プレーオフラウンドの2つのラウンドで構成される。地域リーグラウンドは、PK戦での完全決着方式が採用される。特別大会による降格はない。優勝クラブは、AFCチャンピオンズリーグエリート26-27の出場枠を獲得する。 開催時期は2月~6月までを予定しており、1位の賞金は1億5000万円、2位は6000万円、3位は3000万円となる。 地域リーグラウンドでは、地域ごとに2グループ(各10チーム)に分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェー方式)のリーグ戦を行う。グループ分けは、降雪地域クラブなどのバランスや同都道府県クラブが可能な限り同グループになるよう調整する。90分間での勝利は勝ち点3、PK戦による勝利は勝ち点2、PK戦による敗戦は勝ち点1、90分間の敗戦は勝ち点0となる。 野々村芳和チェアマンは「こちらからも楽しみをたくさん提供していこうと思いますが、サポーターとか地域の皆さんで新たな楽しみ方を見つけてもらえるといいなと思います」とアピール。26年シーズンから秋春制に移行する。新規ファン層の拡大を視野に「いろいろな切り口で、新たな人たちがかかわりたくなるようなサッカーの大会がいいのかな」と話した。 プレーオフラウンドでは、各グループの同順位同士でホーム&アウェーで2試合実施し、最終順位を決定する。同ラウンドでは、勝敗が決定しない場合は引き分けとなる。第2戦終了後に勝敗が決しない場合は、前後半各15分間の延長戦を行い、それでも決しない場合はPK戦となる。 J2、J3は統一で特別大会を実施する。地域リーグラウンドは4グループに分かれ、プレーオフラウンドでは、ノックアウト方式を採用。90分間で勝敗が決しない場合は延長戦、PK戦で決着する。賞金は1位が1500万円、2位は750万円、3位は250万円となる。【佐藤成】