三笠宮家の彬子さまが英国からご帰国 ご容体悪化の百合子さま見舞われる
三笠宮妃百合子さまのご容体悪化を受け、英国を訪問していた孫の三笠宮家の彬子さまは予定を変更し、9日、帰国された。羽田空港から百合子さまが入院されている聖路加国際病院(東京都中央区)へ直行し、見舞われた。 宮内庁は同日、百合子さまの容体は前日から変わらず、病室で過ごされていると発表。天皇、皇后両陛下も訪問先の大分県で百合子さまのご様子について報告を受け、案じられていたという。 彬子さまは9日午前7時半ごろ、羽田空港に到着し、関係者の出迎えに静かに会釈をして応じられた。病院には午前8時ごろから1時間半ほどご滞在。夕方にも再び訪問された。また、高円宮妃久子さまも同日から予定していた地方訪問を取りやめ、病院を訪ねられた。 彬子さまは英国とフランスを非公式に訪問するため、7日に羽田を出発、英ロンドンに入られていた。英国で国際会議に出席し、フランスでラグビー日本代表の試合を観戦するなどして15日に帰国される予定だったが、7日に百合子さまが受けられた検査で、心臓や腎臓など全身の機能が低下していることが判明。彬子さまは報告を受け、帰国を早められた。 彬子さまは、百合子さまの長男で平成24年に薨去(こうきょ)した寬仁親王殿下の長女。ご入院中の百合子さまに代わり、宮家の行事で当主代理を務められていた。