韓国で増え続けるペット…人気を集める「特化店舗」「専用商品」
【10月09日 KOREA WAVE】韓国でペットを飼う人々が増え、ペットに特化した店舗を拡大するだけでなく、関連商品の発売も続いている。 韓国農村経済研究院が4月に発表した「ペット産業の調査体系診断および実態調査」によると、ペットを飼う世帯の割合は、2012年の17.9%から2022年には25.4%に増加した。関連市場規模は、2022年の62億ドル(約9200億円)から2032年には152億ドル(約2兆2000億円)に達し、年平均で約9.5%の成長が見込まれている。 流通業界もペットの飼い主をターゲットにした戦略を展開している。ある業界関係者は「動物を家族のように考えるペットの飼い主が増加しているため、関連コンテンツやサービスが増えている」と話す。別の関係者も「ペット向けのサービスや商品を提供すれば、ペットの好きな客を確保できるため、企業としては注力せざるを得ない」と説明する。 カフェフランチャイズなどは、ペットと一緒に食事ができる特化店舗を展開している。スターバックスの場合、「ザ・北漢江R店」と「九里カルメDT店」を「ペットフレンドリー店舗」として改装。ペット専用スペースを設置し、ペットと一緒に室内で飲食ができるようにしている。同社関係者によると、ペットフレンドリー店舗には毎日1000人以上の客が訪れている。ハリーズコーヒーやコーヒービーンもペット特化店舗を運営している。 ペット専用の商品も続々と発売されている。2019年、バーガーキングは自社のハンバーガー「ワッパー」をペット用にした「ドッグパー」を発売。CUは先月、韓国食品大手「ハリム」と提携してペット用クッキー「ヨンガリ・メンクッキー」を発売した。CUの関係者は「昨年も犬用のペペロ(日本のポッキーに似た韓国のお菓子)を発売するなど、さまざまなペット専用商品を販売してきた。今後もペットのための商品を継続的に発売する」と語った。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
KOREA WAVE