毎月第3土曜日はすてきなバル&マルシェ…地理的制約多い半島の町、活気づくりに役場が一役
毎月第3土曜日は鹿児島県南大隅町ですてきな週末を-。町は8月から、ドリンクや食を楽しみながら交流できる場をつくろうと「みなバル&マルシェ」を始めた。11月まで月に1回開催する。 【写真】〈別カット〉大勢の人でにぎわう「みなバル&マルシェ」=南大隅町根占川南のみなと公園
初回は17日夕、南大隅町根占川南のみなと公園であった。クラフトビールや弁当など5店舗が出店。幅広い世代が集まり、用意した約130席はほぼ満席に。参加者は夕暮れに包まれながら、ビールや焼き鳥、かき氷などを楽しんだ。 県の半島特定地域「元気おこし事業」を活用。バルはスペイン語で気軽に入れる飲食店や酒場を意味し、鹿児島市のかごっまふるさと屋台村のような雰囲気を目指している。石畑博町長(68)は「コロナ下で集まる場がないと言われてきた。みんなで地域を盛り上げ、この夏を乗り切ろう」とあいさつした。 仲間と参加したバラ農家の富田睦美さん(48)は「落ち着いたBGMが流れ、雰囲気がいい。また足を運びたい」と笑顔で語った。2回目は佐多山村交流センターで午後6~9時にある。町企画観光課=0994(24)3113。
南日本新聞 | 鹿児島