知らないと危ない!小学校の入学後に次々と現れる「育てにくさ」の原因とは?
少食になり、食事も時間がかかるように
幼稚園時代に比べて登校時間が早くなったことで早起きすることになり、ゆっくりと朝食をとることができなくなりました。時間がない上に、食べるスピードも遅く、朝食はほんの少しだけ……。そして給食は量が多いからと毎日のように残し、夕飯もあまりお腹がすいていないと言って食べる量が減っていきました。 この頃は幼稚園時代から比べると、一日に食べる量がかなり減ってしまっていました。この時、私は「疲れすぎていて食べられないのかな」と感じていましたが、これも根本の原因がわかっていないゆえの解釈だったのです。
宿題を始めるまでに時間がかかる
そしてしばらくすると一年生も宿題が出るようになり、さらにもう一つ問題が発生しました。いくら声をかけても、なかなか宿題をやろうとしないのです。宿題に時間がかかるならまだ理解できるのですが、ランドセルから教材を出すという簡単なことにも、かなり時間がかかりました。 何度も何度も声かけをして、ようやくスタートしても、宿題には驚くほど時間がかかり……。「宿題やりたくない」と毎晩のように泣いていました。 その頃、私は「この子は勉強が嫌いなんだろう」と思っていましたが、現在の長女は帰宅後すぐに宿題を済ませて公園に遊びに行く、そんな小学生になっています。宿題をやりたくないとか、勉強が嫌いだとかではなく、長女自身の生活根本に問題があったのです。
イライラ、不機嫌、食欲不振、登校しぶり、勉強嫌い……その原因とは?
入学を機に様々な問題が出てきた長女。環境の変化が原因だと感じ、1つ1つの問題を何とかしなければと、当時の私は躍起になっていました。ところがその原因はたった1つだったのです! それは「睡眠不足」。 入学してから疲れているようには見えましたが、その時は睡眠不足であるとは思ってもいませんでした。朝が苦手で、寝起きが悪いタイプなのだと思い込んでいたのです。 しかし次女のお昼寝がなくなって癇癪が酷くなってきたことをきっかけに、長女も一緒に早寝を始めたところ、驚くことに徐々に困りごとが減っていき、さらに早寝が定着すると、イライラや、不機嫌、食欲不振、登校しぶり、勉強嫌いなど……これら全てのトラブルがウソみたいに消え去りました。 私は、トラブルがなくなったことで初めて、原因が睡眠不足だったと気づいたのです。 『朝、すっと起きられない』『学校へ行きたがらない』『宿題をやるのに時間がかかる』など、特に新1年生に見られる問題だと思います。そして、その原因は「環境の変化で疲れているから」そう捉えているママさん、パパさんも多いはずです。まさに、4年前の私がそうでした。 しかし、睡眠を見直すだけで我が子は劇的に変わりました。無理やりに起こして毎朝バトルすることも、夕方の娘の不機嫌な状態に私自身がイライラすることもなくなったのです。 もし、当時の私と同じような悩みを感じている方がいらしたら、ぜひ30分でも早く寝かせることを心がけてみてください。きっと、早く寝るだけで、抱えている問題の多くは解決してしまうと思いますよ!
【Profile】れーこ(@reikojitan)
小5、小2、年長の3姉妹の母。小学校教諭から専業主婦を経て、現在フリーランス。 『子どもの睡眠時間』と『ママの自分時間』の確保をすることで『子どももママも毎日ご機嫌』が叶うのではないか?と考え、3年前から19時消灯を実践。19時消灯のための時短術、小学校入学前後の情報、早寝早起きをすることのメリットをInstagramで発信中。