知ってた? スポーツタイプのバイクの特徴
スポーツタイプってどんなバイク?
バイクと一口に言ってもジャンルによって性能やスタイルが違うので、好みの車種もライダーによって人それぞれです。スタンダードなネイキッドをはじめ、悪路走行に特化したオフロード、初心者でも扱いやすいスクーターなど、実にさまざまな種類があるのでバイク選びの際に迷ってしまう人もいるでしょう。 【画像】超カッコいい! スポーツタイプのバイクの特徴を画像で見る(10枚)
そんななか、スーパースポーツのジャンルに代表される「スポーツタイプ」というバイクがあります。その名のとおりスポーツ性能に長けたモデルですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。 スポーツタイプのバイクは、サーキットやレースで走れるほど高い運動性能をもったバイクのことを指します。外観はカウルと呼ばれる空力性能に優れたカバーで車体が覆われており、直線やカーブに関係なく速く走れるように設計されているのが特徴です。 そのため、トップブリッジ下に取り付ける、通称 "セパハン" と呼ばれるセパレートタイプの低いハンドルを採用。また、シート高は高めのモデルが多いため、自然とライディングポジションは前傾姿勢となり、アグレッシブでスポーティーな走りを堪能できます。 スポーツタイプのバイクの中でもスーパースポーツと呼ばれるジャンルは、実際のレースでのベースマシンとしての役目もあるため、各メーカーの最先端の技術が惜しみなく投入されています。 たとえば、エンジンはどのカテゴリーのバイクに比べても圧倒的なパワーを誇り、軽量化のため無駄なパーツを極力そぎ落とし、空気抵抗を徹底的に排除したつくりになっています。また、車体のあらゆるディテールに贅沢なパーツが使われており、手の込んだつくりでライダーの所有欲を満たす高級感も魅力の一つです。
なおスポーツタイプのバイクは、主に250ccクラスから1000ccを超えるリッターモデルまで幅広い排気量がラインナップしています。その中でも、600ccクラス以上のモデルが一般的にスーパースポーツと呼ばれることも少なくありません。快適な乗り心地よりも、サーキットなどでスポーティーな走りを重視したいというライダーにとって、スポーツタイプのバイクはうってつけのマシンといえるでしょう。 前述のように、スポーツタイプのバイクはスポーツ走行に特化していますが、その反面、公道を走行するには向いていません。 これは極端な前傾姿勢のモデルが多く、ツーリングなどの長距離の走行では腕や腰などに負担がかかり疲れやすくなっているためです。さらにシート高も高いため足つき性も悪く、燃費も悪い傾向にあります。 また、高速域を重視したギア設定にしてあるモデルがほとんどで、一般道では運転しづらい一面も。さらに、最新の技術がふんだんに投入されているのでどうしても価格が高くなりがちで、初心者には不向きなバイクとも言えます。