藤川新監督の下で“ピンチ”に…?阪神、厳しい立場となり得るベテラン(6)かつては不動のポジションも
2024年限りで岡田彰布監督が退任し、2025年シーズンから藤川球児新監督が指揮を執る阪神タイガース。プロ野球では指揮官が代われば、起用方針も変わることが多い。藤川監督の就任初年度となる来季は、戦力層が大きく変わる可能性もありそうだ。そこで今回は、藤川新体制でピンチの立場となり得るベテラン選手を紹介したい。
梅野隆太郎
・投打:右投右打 ・身長/体重:173cm/79kg ・生年月日:1991年6月17日 ・経歴:福岡工大城東高 - 福岡大 ・ドラフト:2013年ドラフト4位 長らく正捕手としてチームを支えている梅野隆太郎。しかし、捕手は指揮官によって起用法が大きく変わるポジションだけに、来季は出場機会が減少する可能性もあるだろう。 2013年ドラフト4位で阪神タイガースに入団。ルーキーイヤーから92試合と多くの出場機会を得ると、プロ4年目の2017年には正捕手に定着した。 持ち前の強肩と卓越したブロッキング技術を武器に、翌2018年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得。 特に2019年は、129試合の出場で打率.266、9本塁打、59打点、14盗塁と、走攻守に優秀な成績を収めた。 しかし、近年はパフォーマンスが低下。昨季は左尺骨骨折もあって72試合の出場にとどまり、打率.194、1本塁打、19打点と寂しい数字に終わった。 今季は95試合に出場するも、打率.209、盗塁阻止率.216という数字に。チームの捕手ではトップの出場数となったが、攻守で精彩を欠いた。 来季は坂本誠志郎に加え、二軍で好成績を残している中川勇斗や、ドラフト4位入団の町田隼乙などが争いに加わってくることが予想される。厳しい競争となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部