堺正章「残っているのは猿だけ」西田敏行さん他界で西遊記メンバーは「天竺へ旅立った」ライブで『モンキーマジック』披露
タレント堺正章(78)が4日、東京・南青山のブルーノート東京で、年に1度の恒例プレミアムライブの取材会を開催した。7年目の今年もザ・スパイダース時代の懐かしいナンバーから、ソロ転向後のヒット曲までを幅広く披露。取材会では代表曲「忘れもの」と、自身が孫悟空役を演じたドラマ「西遊記」の主題歌となったゴダイゴの「モンキーマジック」の2曲を届けた。 歌い終えると「取材陣の皆さまも有料ですので一人2000円!」とジョークで笑わせた。「西遊記」で猪八戒役を演じた西田敏行さんが死去したことについて話題が及ぶと「すごく寂しい気持ちと、あの人が持っていた演技を超えた存在感が僕の中で消えないひだの一部に入り込んじゃっている」。 「沙悟浄(岸部シローさん)も猪八戒(西田さん)も三蔵法師(夏目雅子さん)も天竺(てんじく)へと旅立って、代表して残っているのは猿だけ。少しでも長くこういうこと(ライブ)ができればいい。その一つの証しがこのブルーノートのステージではないかな」としんみりと語った。 今年は、次女で女優の堺小春(30)の結婚式にも参加。約70人が集まりパーティーを盛り上げられたことを「非常にうれしかった」と振り返る一方で「悲しかったのは、それのスタンバイのお金とか、そういうのを私が払いました。結構な額を出しましたよ。娘に『なんでパパが出すの?』って言ったら、『パパはパパでしょ』って。…確かにそうだねということで頑張りました」と苦笑していた。
中日スポーツ