埼玉パナソニックワイルドナイツ、スーパーラグビー・パシフィック準優勝のギャラガー・チーフスを迎え撃つ。クロスボーダーラグビー
ワイルドナイツとしては、接点での強さやセットプレーからのアタックはもちろん、伝統である堅守速攻を見せてトライを重ねたい。
一方、チーフスのクレイトン・マクミランHCは「ベストな選手を選んで、相手のチーム、日本のラグビーを尊重して試合に臨みたい。決して軽い気持ちでやるわけではない」と話したものの、ニュージーランド協会の規定などにより、昨年のワールドカップに出場したオールブラックスのメンバーは欠場となった。
FW第1列から見ていくと、PRはオリー・ノリスとジョージ・ダイアー、HOにブラッドリー・スレーターの3人。LOは浦安D-Rocksでもプレーしたジミー・トゥポウとナイトア・アクオイ。
FLはワイルドナイツのFLラクランの弟で、キャプテンを務めるケイラム・ボーシェーと、オールブラックスキャップを持つサミペニ・フィナウ、NO8はU20ニュージーランド代表で18歳のマラキ・ランプリングが務める。
BKはSHザヴィア・ローとニュージーランド代表経験のあるSOジョシュ・イオアネがコンビを組む。CTBはオールブラックスで9キャップのクイン・トゥパエアとラメカ・ポイヒピの2人。WTBペニアシ・マリマリとタナ・トゥハカライナ、FBジョシュ・ジェイコムがバックスリーを担う。
リサーブには昨年ニュージーランドXVの一員として日本代表と対戦した、PRエイデン・ロス、オールブラックスキャップを持つSHテトイロア・タフリオランギら13人が入った。
ワイルドナイツが相手ということで、マクミランHCは「チーフスのアイデンティティは高いフィジカルと勇敢に戦う姿。相手には、国際的に活躍している選手も、世界的な選手もたくさんいるので楽しみにしている。我々にとってもチャレンジとなる」と警戒を怠らなかった。
過去3シーズンで2度優勝しているワイルドナイツが、ホストの熊谷で、その好調さを発揮し勝利するのか。重要な試合ということで、『ハカ』をやるというチーフスがニュージーランドラグビーの意地を見せて白星を挙げるのか。世界のラグビーファンが注目する一戦は、2月4日(日)午後2:30キックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
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