新紙幣「デザインに違和感」「高い技術を評価」それぞれ何%?元銀行員がタンス預金のリスクとともに解説
2024年7月3日、一万円、五千円、千円の3つの紙幣でデザインの改刷が行われました。 ◆【調査結果のグラフ】新紙幣について、どこが良い、悪いと思いますか? 発行から数ヶ月が経ち、「段々と見慣れてきた」と感じる人も多いのではないでしょうか。 ここでは、株式会社ドリームプランニングが行った新紙幣への印象に関する調査結果を紹介します。 後半では旧紙幣で保管しているタンス預金のリスクについても紹介しますので、ぜひ現金の保管方法を見直す際の参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新紙幣に抱く感想はさまざま
株式会社ドリームプランニングが500名の男女に行った調査では、新紙幣に対して次のような印象を抱いていることが分かりました。 ●新紙幣についてどう思うか ・1位:高い偽造防止技術が用いられている(23.6%) ・2位:税金を投入すべきことか疑問が残る(12.2%) ・3位:正直どうでもいい(11.8%) ・4位:古い紙幣を使い続けることは望ましくない(8.0%) ・5位:デザインに違和感がある(7.6%) 新紙幣では、偽造紙幣を防止するために多くの最新技術が用いられています。 たとえば新紙幣を手にしたとき、肖像が動く3Dホログラム技術に驚いた人は多いのではないでしょうか。 新紙幣にはその他にも高精細なすき入れや深凹版印刷の技術が用いられ、より偽造防止の効果が高まっているといえます。 ●古い紙幣を使い続けることに抵抗を感じる人もいる 新紙幣の発行に伴い、「古い紙幣を使い続けることは望ましくない」と感じる人もいるようです。 新紙幣の流通量が増えるとともに、旧紙幣を見ると「早く新紙幣に切り替えたい」、「新紙幣の方が何となく安心」と感じることもあるかもしれません。 では、旧紙幣をそのまま持ち続けることには何かリスクがあるのでしょうか。 特に、旧紙幣でタンス預金をしている人はよく考えておきたいポイントです。 次の章でくわしく紹介していきましょう。