「息子が生まれてから6シーズン同じ場所で撮り続けている」 父が撮影した家族写真 美しい成長の軌跡に感動の声
同じ時期に同じ場所で撮影する定点撮影。子どもの成長や家族の変化をわかりやすく記録できることから、人気の撮影方法です。X(ツイッター)では、6年間の軌跡をひとめで感じさせる家族写真が19万件以上の“いいね”を集め、大きな話題に。投稿者のMasaya “パパカメラマン”(@88Masaya)さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】「エモ!」「うるうるです」 19万“いいね”を集めた6年間の家族の軌跡 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「結婚式とかのスライドショーで流れたら泣く自信ある」
「息子が生まれてから6シーズン同じ場所で撮り続けている家族写真」 そんなコメントとともに投稿された画像は、6枚の写真で構成されています。すべて同じ、真っ赤な紅葉の並木道で撮影されたもの。写真の上部には、それぞれ白く透過させた数字で、撮影年が記されています。 1枚目は2019年の写真。そこには、赤ちゃんを抱き上げる女性が写っています。翌2020年には、自分の足で歩く成長した子どもと、手をつないで歩く女性の姿が。 続く2021年は、家族に大きな変化があった様子。女性は前年と同じように、右手で子どもと手をつないで歩いていますが、その胸には赤ちゃんが抱かれています。 6年にわたり同じ場所、同じ季節に、毎年撮影された家族写真。カメラに顔を向けていなくても、子どもが増え成長していく、幸せな一家の軌跡を想像させます。 美しい構図と温かな家族の姿を収めた投稿には、19.4万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「素敵すぎます」「泣ける なんて素晴らしい写真」「素敵なご家族の素敵なヒストリー 心にしみてうるうるです」「たぶん一番幸せなのカメラマン」「エモ! 結婚式とかのスライドショーで流れたら泣く自信ある」など、絶賛の声が寄せられています。
「絵本の1ページのように」撮影
素敵な写真で大きな反響を呼んだMasayaさん。もともと趣味で風景や妻の写真を撮ってSNSに投稿していましたが、5年半前にパパになり、家族写真を撮るようになりました。今では“家族大好きパパカメラマン”として、8.8万フォロワーを誇ります。 「子どもたちが、日本の四季折々の自然に触れながら、のびのびと成長していく姿がとても美しく、そのような姿を絵本の1ページのように撮り続けています」 話題になった写真を撮影しているのは、地元でも有名な紅葉の名所。その場所で初めて家族を撮影したとき、「また来年も同じ季節に同じように撮影しよう……」と心に決めていたと明かします。 Masayaさんによると、今回は紅葉の季節に撮影した写真を並べましたが、新緑が美しい初夏や、雪が降り積もる冬も同じ場所で撮影しているそう。四季折々でさまざまな表情を見せてくれる素敵な撮影スポットです。同じ場所で撮り続ける大変さや、工夫はあるのでしょうか。 「子どもの年齢によって動きや興味が変わってくるので、成長に応じた撮影を考えるのがなかなか大変です。ただ、楽しい時間になるよう心がけています。今年は石が好きな息子と、石に乗りたい娘と一緒に、楽しく撮影しました」
6年分の写真を並べてみて「このとき赤ちゃんだった息子がもう5歳になったんだ、この年は妻のお腹に娘がいたんだなど、まとめて見ることでその年のことを思い出します」と、家族の月日を振り返ったMasayaさん。 多くの反響があったことについては「共感や感動のお言葉をたくさんいただきました。とくに、子どもたちの未来への幸せを祈ってくださる方も多くて、感謝の気持ちでいっぱいです」と、家族とともに喜んでいるそう。 「これからも家族の成長を、大切に残していきたいと思います」というMasayaさん。今後も愛があふれる素敵な写真が楽しみですね。
Hint-Pot編集部