残暑で眠れない原因は「暑さ」じゃない!?【熟睡を妨げるやりがちNG習慣4つ】|美ST
NG習慣(2)寝る前にPCやスマホを使用する
寝る前にPCやスマホを使用するのも良質な睡眠の妨げになります。それは、PCやスマホからブルーライトが発せられるからです。 ブルーライトは、日中の太陽光と同じ波長を持っており、長時間見ることで脳が昼間と錯覚してしまいます。その結果、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、自然な眠気が妨げられてしまうのです。また、脳が活性化されてリラックスしにくくなるため、さらに寝付きが悪くなってしまいます。 最低でも就寝1時間前にはPCやスマホの使用を控え、脳や体をリラックスさせるように心がけましょう。
NG習慣(3)入浴をシャワーのみで済ます
夏は「暑いから」という理由で、入浴をシャワーのみで済ませる人も多かったかもしれません。しかし、湯船に浸からないことが眠りを浅くしてしまっている可能性があります。 湯船に浸かって体を温めると一時的に深部体温が上昇し、その後体温が徐々に下がることで自然な眠気が促進されます。しかし、シャワーのみだと体温の上昇が不十分で体内の深部体温が効果的に下がらないため、熟睡できなくなる可能性が。特に、シャワーの温度がぬるかったり短時間で済ませてしまったりすると、リラックス効果を得ることが難しいでしょう。 ただし湯船に浸かるのがいいとはいえど、温度が高すぎるお湯に長時間浸かるのはおすすめできません。交感神経が優位になって体が興奮状態になり、寝付きづらくなってしまいます。湯船に浸かる際は、40℃程度までのぬるめのお湯に10~15分程度を目安にしましょう。
NG習慣(4)エアコンを適切に使用できていない
寝る際はエアコンのタイマーを設定する人も多いかもしれません。しかし、タイマーが切れた瞬間、暑くて起きてしまうこともあるでしょう。エアコンをうまく使わないと、体温調節が上手にできず、眠りが浅くなってしまいます。 とはいえ、部屋を冷やしすぎるのもよくありません。それは、体が過度に冷えてリラックスできないだけでなく、体温を維持するためにエネルギーを使い続けることになり、眠りが浅くなってしまうからです。 エアコンを使用する際は、適切な温度(27~28℃程度)に設定し、風が体に直接当たらないように調整を。扇風機やサーキュレーターなどを使用して、部屋の冷気を循環させるのもおすすめです。
教えてくれたのは…
■ヨガインストラクター・ライター 高橋かなこさん 2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。 自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。 編集/根橋明日美 写真/PIXTAほか