悠仁さまの合格を筑波大学長が祝福、「寮で暮らしてほしい」との思い明かす…キャンパスの設備修理も
秋篠宮家の長男で筑波大付属高校3年の悠仁さま(18)が筑波大に進学されることになり、永田恭介学長は26日の定例記者会見で祝福と歓迎の言葉を述べ、「筑波大の寮で暮らしてほしい」という思いも明かした。悠仁さまの受け入れに当たり、今後、キャンパス内の設備修理にも取り組むという。(佐野祐亮) 【動画】悠仁さま18歳 お住まいの赤坂御用地で、植物や昆虫の観察
悠仁さまは11月末に生命環境学群生物学類の推薦入試を受け、12月11日に合格された。戦後生まれの皇族が国立大に進学するのは初だ。
永田学長はこの日の会見で「合格おめでとうございます。筑波大での勉学をのびのびとやっていただきたい」と祝福。通学方法については「我々は相談を受けていない」とした上で、「希望を言えば、寮で暮らしていただけるといいなというのはある」と述べた。(筑波大のような)郊外型の大学の学生は寮生活の中で同じ世代の仲間にもまれて学ぶのが当たり前との持論も示した。
悠仁さまが「自然誌」を学び、生物学類を選ばれたことに関しては、「宇宙創生から、地球の誕生、生命の発生、人、文化が生まれて現在に至るまでを学んでほしい。総合大学だからできること」と力を込めた。
また、キャンパス内の街灯修理、自動車道のひび割れ補強といった受け入れ準備も進めると強調。今後の警備については「大学で可能なことは協力する。ただ、(筑波大の理念の)『開かれた大学』が壊れるようなことはしない」と述べた。
同大によると、生物学類は1学年80人。今年度の推薦入試では22人の募集人員に対し、64人が出願し、倍率は2・9倍だったという。