向かい合って接近、衝突か 海自ヘリ2機墜落1週間
伊豆諸島の鳥島東方海域で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が墜落し、1人が死亡した事故で、飛行中の2機が向かい合う形で接近し、衝突したとみられることが27日、関係者への取材で分かった。複数機が飛行する際、通常はそれぞれ異なる高度を保つよう指示があるほか、搭乗員はレーダー情報や目視で周辺を確認することになっており、海自が当時の状況を調べている。 【写真】海自ヘリ2機、別任務で飛行か
事故は27日で発生から1週間。依然7人が行方不明で、機体の主要部分は水深約5500メートルの海底に沈んでいる可能性が高い。この日は海自の海洋観測艦「しょうなん」が現場海域で海底の状況を調べる活動を開始した。