故郷の秋田で「踊る大捜査線」 柳葉敏郎さん「こんな幸せない」
秋田県大仙市在住で、人気ドラマ「踊る大捜査線」シリーズの映画「室井慎次 敗れざる者」で主演を務めた俳優の柳葉敏郎さんが10月26日、秋田市内で会見し、映画や秋田への思いを語った。 【写真】会見で話をする柳葉敏郎さん(左から2人目)と共演した俳優の齋藤潤さん(左端)、福本莉子さん(右から2人目)、監督の本広克行さん=2024年10月26日午後3時45分、秋田市、岩田正洋撮影 柳葉さんは厳格で誠実なエリート警察官僚の室井慎次役でドラマに出演。映画は、室井が警察を退職して故郷の秋田に帰り、犯罪に巻き込まれた子たちの里親をしている設定で、県内でも田沢湖などでロケが行われた。 秋田での撮影に、柳葉さんは「生まれ、育ててもらった場所で作品がつくられる俳優はそういない。こんな幸せなことはない」と感慨深げだった。 秋田の印象を、共演した俳優の齋藤潤さんは「迎えてくださる方の温かさを感じた」、福本莉子さんは「おいしいご飯がたくさんあって、自然もすごい豊か」といい、監督の本広克行さんも「食べ物がおいしくて、14キロ太った。空気もおいしいから、良い風景が撮れるのは当たり前」と話した。 柳葉さんは秋田のファンに向け、「室井の秘めた信念、生き様とともに、子どもたちが成長する姿を、一度と言わず二度三度と感じてもらえたら」と語った。 11月15日からは続編の映画「室井慎次 生き続ける者」が公開予定。
朝日新聞社