韓国・チキン店で世話する野良猫に襲われ5センチの傷…店長に責任はないのか?
【08月15日 KOREA WAVE】韓国のオンラインコミュニティ「ボバドリーム」に13日、「チキンをテイクアウトしに行った際、店主夫婦が餌を与えていた猫に襲われた」という投稿が掲載された。 投稿者によると、オンラインでテイクアウトの注文を済ませ、犬と一緒に散歩がてら店に向かい、テラスで待機していた。その際、テラスの入り口付近に生まれて間もない子猫が餌を食べているのを見かけた。 投稿者は「店主が母猫を失った子猫を気の毒に思い餌を与えている」と考えていた。ところが、突然現れた別の猫が投稿者の犬を襲撃した。驚いた投稿者は犬を抱き上げたが、猫は飛びかかり、さらに投稿者にも攻撃を加えた。テラスの外にいた人が猫を止めようとしたが、猫はその人にも襲いかかり、逃げる投稿者を追いかけて攻撃を試みた。投稿者は足を引っかかれ、太ももの傷は5センチ以上に及んだ。 投稿者は店主夫婦の対応に不満を抱いている。騒ぎを聞いて店主夫婦が外に出てきた際、彼らは「子猫には触らないでください」とだけ言い、「子猫が生まれて間もないので、母猫が敏感になっている」と説明した。投稿者は「客が出入りする場所に子猫の餌を置くべきではなかったのではないか、警告文を貼るべきだったのではないか」と主張している。 また、投稿者は後に電話で再度問い合わせたが、店主夫婦からは「餌は与えているが管理はしていないため、どうすれば良いかわからない。餌を与えた者が全て責任を負うべきなのか? 常識では理解できない」との返答を受けた。 投稿者は「最初に店主夫婦が心配して『大丈夫か』と一言でもかけてくれていれば、請求する気も起こらなかった」と述べている。また、傷の痛みで夜も眠れず、病院に行く必要があるという。 なお、韓国では「キャットマム」と呼ばれる人々が野良猫に餌を与えているが、彼らには管理責任が伴うとされる。2020年には、ソウル市恩平区でキャットマムが餌を与えていた野良猫が近隣住民と犬を襲う事件が発生し、裁判所はキャットマムに対し罰金刑を言い渡している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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