馬券が当たらない!? 競馬ドシロートがやっている5つの悪い買い方【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第111回
僕はよく競馬好きの芸人にこう言います。 「M-1グランプリの優勝者を予想をする上で、ひとりも芸人が分からず名前や雰囲気で予想する人がいたとします。芸人にどんなネタがあって、予選でどれだけウケたか。若い人にウケるネタ、老若男女にウケるネタか、それともライブでウケるネタか。テレビ向きなネタなのか。ライブなどに足を運んで全てのネタを見た人がいます。どちらが当たる可能性が高いですか?」 答えは明白ですよね。競馬も同じことです。 それでも前者が当たって後者が当たらないこともあります。これが罠です。そして予想は当たれば勝てるのか? それだけでは勝てません。 予想家やYouTuberでも、「何連続的中!」などとアピールする人がいますが、正直これにあまり意味はありません。 なぜこれをアピールするか。それに食い付く人が多いからです。 その煽り文句を見て「観てみよう!」「予想を買ってみよう!」と思う人が実際にいるからです。 何度も言ってますが、大事なのはあくまでも回収率です。 手前味噌ですが、僕より当たっている人はたくさんいますが、僕より勝ってる人には会ったことはありません。 では、不味い買い方、勝てない馬券の買い方を紹介していきます。 ◯予想しない これはまず勝てませんよね。予想自体はしているのですが、新聞の印を見て決めたり、近走の着順だけを見て買ったり、これはもう予想してないのと一緒です。誕生日馬券、名前買いも予想してないのと一緒です。 ◯流される 予想家やニュース、誰かがこれは来るって言ってたから、とにかく予想に自分の意思がない人。こういう人が将来的に勝つことはまあないでしょうね。 ◯外したくない 何が何でも当てたい! 外したくない!と思う人がほとんどですが、こういう人は最終的に負けます。何故なら世の中の大半がこんな人だからです。馬券は購入者達との戦いです。人と同じでは勝てませんし、こういう人はよくガミってますね。 ◯熱くなる 冷静さを失ったら最後です。いくらでも負けます。 ◯意思がない 馬券に意思がない人も勝てませんね。具体的に言うと、1-2を買って5-6を買って、みたいな。どれが軸?みたいな。知ってる人は知ってるかもですが、大井競馬場の配信、ウマキュンのハマカーン浜谷の大箱谷という8頭とか10頭ボックスみたいなやつがあります。番組的には大盛り上がりすることもあるし、高配当が当たることもありますが、これをプライベートでやっている人は勝てません。 まあこんな感じでしょうか? 参考にしてみてください。 ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ