オコエ、仰天発言!楽天入団前に将来メジャー!
関東第一のオコエ瑠偉外野手が22日、プロ野球ドラフト会議の外れ1位で楽天に指名された。校内にセッティングされた会見場で、野球部の米沢監督と、3年生の部員と共にテレビの生中継を見守ったが、その瞬間、一番大きな歓声を挙げたのは、3年間、苦楽を共にしたチームメイトだった。 オコエは、10年後の夢を聞かれ、「遅くてもFA取得までにはメジャーに行けるような選手になりたいと思っています。それも楽天さんとの今後の交渉次第」と仰天発言を行った。 そして、日本のプロ野球の理想選手を走攻守に分け、走は、巨人の鈴木尚広、攻はヤクルトの山田哲人、守は、メジャーリーガーのイチロー、元阪神、メジャー、日ハムで活躍した新庄剛志と言い続けてきたオコエが、本当の憧れの選手として、メジャー屈指の万能選手で、トリプルスリーも達成、首位打者も獲得している現レッドソックスのハンリー・ラミレス遊撃手の名前を挙げた。ポジションは違うが、「華がある選手。見ていて、人を楽しませるようなプレーにとても憧れます」と言う。 3年前に当初メジャー入りを希望していた大谷翔平が、日ハムに入団した際にも、交渉の席で、将来のメジャー移籍に関する話が行われていたようだが、オコエも、楽天入団前から早くもメジャー移籍を視野に入れている。しかも、海外FAの権利は9年かかるが、それを待たずにポスティングでの移籍を目標にしているのだ。楽天との入団交渉の席で、将来のメジャー移籍に関する一筆でも入れておきたいのだろうか。 なかなか大胆なオコエの発言だったが、米沢監督は「両親も含めて日本のプロ野球で頑張りたいということで一致しています。将来的にメジャーという夢を持っているという話は楽天さんには伝えると思いますが、それが交渉の条件になるということはないでしょう。あくまでも日本のプロ野球で頑張って、活躍、結果を残していくことが一番で、成績を積み重ねていく中で、メジャーへの夢の話を進めていけばいいのではないでしょうか」と言う。 楽天は、結果的に海外FAを行使した岩隈久志も、前年はポスティングを認めたし、ヤンキースに移籍した田中将大に関してもポスティング移籍を認めるなど、メジャー移籍に関しては理解のある球団である。その意味で、オコエの将来メジャー移籍プランも決して夢ではないだろうが、その前に、楽天で成功を収めることが、1位指名選手の使命である。