【Jも熱視線】設立4年で県大会連覇の少年サッカーチーム…驚きのコンセプトで育まれるスーパー小学生選手とは(静岡市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
(岩本 美蘭 アナウンサー) 「静岡市立南藁科小学校にきています。いま練習しているのが、小学生年代の静岡県王者のチームなんですが、この中にスーパー小学生がいるということで、早速、その凄さに迫っていきたいと思います」 11月、少年サッカーの静岡県大会で連覇を達成した「FCガウーショ」。26日に開幕する全国大会に出場します。チームを率いるのは、元清水エスパルス柴原誠監督。設立わずか4年目ながら強豪チームに成長させたワケには、他の少年団とは違う、チームコンセプトがありました。 (FCガウーショ 柴原 誠 監督) 「FCガウーショは、学年撤廃方式というものをとっていて」 「FCガウーショ」の学年撤廃方式とは、学年関係なく実力のある選手が試合に出る制度のこと。多くの少年団では、学年ごとに練習が行われる中、ガウーショでは、学年関係なく実力のある順にチームを組んでいるのです。 (FCガウーショ 柴原 誠 監督・32歳) 「上のレベルをしっかりと伸ばして、未来につなげてあげるというチームがあってもいいのではと思い、われわれのチームは、そういう方針で頑張っている」 このコンセプトがはまり、チームは初年度から結果を残すと…。Jリーグの下部組織も「ガウーショ」に熱視線。2024年の小学6年生も…。 (FCガウーショ 安田 結翔〔ゆいと〕選手・小6) 「鹿島アントラーズジュニアユースに決まっていて、寮に入ります」 鹿島や川崎の下部組織に加え、JFAアカデミー福島や静岡学園中など、そうそうたる進路実績を誇るのです。そんなチームで、なんと小学4年生ながらレギュラーとして優勝に貢献した選手が…。 (FCガウーショ 柴原 誠 監督・32歳) 「すべてが高水準、理想」 元Jリーガーの柴原監督に、理想とまで言わせるのは、池野慶選手。中盤やディフェンスの左サイドで試合をコントロールするレフティーです。 (FCガウーショ 柴原 誠 監督・32歳) 「大体、この場面ならこのプレーが正解だろうなというのは私もわかるが、そこから一つ外れたところの正解をひいてくる瞬間、感覚的な部分がすごい」 その慶くんの凄さに迫るべく、ご自宅にうかがわせてもらうことに。 (岩本 美蘭 アナウンサー) 「慶くんのご自宅の住所を教えてもらって来たんですけど、ちょっと入ってみます。ここ、おうち?」 (FCガウーショ 藤枝市出身 池野 慶 選手・小4) 「おうちです。お店やっていて駄菓子とおでんとクレープを売っています」 慶くんの自宅は、なんと駄菓子屋さん。エスパルスのジュニアユースに所属している兄の楓さんと一緒に出迎えてくれました。クレープやおでんも売っていて、ゴールを決めたご褒美に食べているそうです。そして、ご自宅には、お兄さんと獲得したトロフィーの数々が…!さらに、お母さんからはこんなエピソードも。 (母 ひろみさん・39歳) 「いまはサッカー一本だが、2人ともレスリングをやっていた」 お兄さんの影響で、幼稚園の年少からレスリングを始めたという慶くん。レスリングでの経験がサッカーにも生かされているといいます。 (FCガウーショ 藤枝市出身 池野 慶 選手・小4) 「タックルすることを怖がる子もいるけど、俺は怖くない。ファールを恐れずにプレーできる」 レスリングで体を鍛え、お兄さんを追いかけサッカーもぐんぐん上達した慶くん。将来の目標は? (FCガウーショ 藤枝市出身 池野 慶 選手・小4) 「誰にも負けない、うまくて強い選手になる」 ((母 ひろみさん・39歳)) 「頑張ってください」