シティの「貴重な宝石」、投資家説明会で売り込み-組織再編の要
再構築不可能
シティのネットワークはグローバル・バンキング・フランチャイズをつなぎ合わせる数十年にわたる取り組みから生まれたもので、主要な外国為替チームと密接に絡み合っている。
証券サービス部門のオカン・ペキン氏はインタビューで、「このネットワークを今日、構築することは不可能であり、あまりに複雑だ。ネットワークはそれ自体では持続力や競争上の優位性を与えてくれない。技術と人材、関係が必要だ」と語った。
サービス部門は人工知能(AI)を責任ある形で、明確なガードレールに沿って利用することに取り組んでおり、第3四半期から第4四半期にかけ最初の使用事例として稼働する予定だとハリク氏は語った。
シティの株価は、フレーザーCEOが2021年3月に就任した後、当初は米国の主要金融機関で構成されるKBW銀行株指数をアンダーパフォームしていた。しかし、昨年同氏がリターン向上に向けたより積極的な施策を打ち出して以来、株価は順調に推移している。今週の投資家説明会では、株価上昇余地があることを投資家に示し、勢いの維持を目指す。
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原題:Citi Pitches Money-Moving ‘Crown Jewel’ as Central to Revamp (1)(抜粋)
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Todd Gillespie