【スリーピングマット編18選】どちらもおろそかにはできない、スリーピングバッグとマット|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024
【スリーピングマット編18選】どちらもおろそかにはできない、スリーピングバッグとマット|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024
スリーピングギアの主要2アイテムは、寝袋やシュラフともいわれるスリーピングバッグと、クッション性があるスリーピングマットだ。前者が掛け布団ならば、後者は敷布団。寝袋の保温力にはこだわるのにマットの断熱性を軽視する人は多いが、じつは体温は地面に接した部分からこそ逃げていく。だから自分のいまの寝袋では寒くて眠れないという人でも、本当に必要なのは寝袋ではなく、断熱性が高いマットであることも多いのだ。 スリーピングバッグカバーの主目的は寝袋を雨や結露による濡れから守ること。しかしある程度は寝袋の保温力も高めるため、寒い時期は晴れていても併用するとよい。また、コロナ禍のもと、山小屋の布団を衛生的に使うために人気が高まったのがシーツ。これも寝袋と組み合わせて使うと、寝袋の保温力をアップしてくれる。ウエアを丸めたものでも代用できるピローは山中では不可欠な存在ではないが、あればやはり寝心地が向上する。 編集◉PEAKS編集部 文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi 写真◉後藤武久 Photo by Takehisa Goto。
スリーピングマット/SLEEPING MAT
現代のスリーピングマットでもっとも多いのが、空気を入れて膨らませるエア注入式。内部にクッション性素材が封入され、その弾力性でバルブを緩めると空気が勝手に入っていくのが自動膨張式だ。ウレタンなどの素材を使い、広げるだけで使えるのがクローズドセルというタイプ。それぞれに長所と短所があり、使い分ける人も多い。
①(上)イスカ/トレイルマットレスレギュラー
滑り止めが付き厚み2。5㎝の自動膨張式。 マットの隅のバルブは逆流を防ぎ、いったん空気を入れれば抜けにくく、反対に抜いていけば再び膨らむことはないという便利なタイプ。表と裏に滑り止めがついており、上に敷いた寝袋がずれ落ちることを防ぐ。 商品の詳細はこちら。
②(中)ビッグアグネス/ズームULインシュレーテッドレギュラー
断熱材が入った厚み8㎝のエア注入式。 内部の2層の熱反射フィルムで、体温を無駄にしない設計。中央の厚みは地面の凹凸を消し去る8㎝で、両サイドはさらに1㎝高く、体がマットの外に出るのを避けられる。それでいて400gを切る軽量タイプだ。 商品の詳細はこちら。