オンラインカジノで賭博させた疑い 資金洗浄グループメンバーら逮捕
オンラインカジノで賭博をさせたとして、愛知県警が、犯罪収益の資金洗浄(マネーロンダリング)に特化した「リバトングループ」の主要メンバーら十数人を常習賭博容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 逮捕されたのはグループ幹部の石川宗太郎容疑者(35)=組織犯罪処罰法違反などの罪で公判中=ら十数人。石川容疑者らは、投資詐欺の被害金を資金洗浄したなどとして大阪府警に逮捕されていた。 捜査関係者によると、石川容疑者らは昨年以降、オンラインカジノで賭博をさせた疑いがある。石川容疑者は30日、大阪地裁で公判に出廷後、愛知県警に身柄を確保されていた。 石川容疑者らのグループはSNSなどで「副業として簡単に稼げる」と名義を募り、約500のペーパー会社を設立して約4千の法人口座を開設。これらの口座には特殊詐欺やオンラインカジノの犯罪収益など、少なくとも計約700億円が入金されていたという。 県警はこれらの口座が今回の逮捕容疑のオンラインカジノでの賭け金のやりとりに使われた可能性があるとみて、入金の流れなどを調べる方針。(川西めいこ)
朝日新聞社