埼玉新聞“創刊80周年”記念式典を開催 政財界、文化、スポーツ関係者ら800人祝う きょう17日付で紙齢2万8633号「次の90年、100年と全国紙にない目線で」
埼玉新聞社は16日、さいたま市浦和区のロイヤルパインズホテル浦和で創刊80周年記念式典を開催した。会場には県内政財界や文化、スポーツ関係者ら約800人が出席。関根正昌社長は「県民の“公共機関”」とする創刊号の社説の精神を紹介し、「県民と郷土を愛し、県民同士をつなぎ、全ての県民を紙面を通じて輝かせたい」と地元報道機関としての役割を改めて誓った。 “創刊80周年”記念式典の様子 大勢祝福し盛大 勇壮な秩父屋台囃子、五輪選手ら笑顔【写真・動画あり】
来賓の大野元裕知事は「埼玉の歴史を信頼と共に語れるのは埼玉新聞。埼玉愛にあふれる県民の最大の応援団として今後も力を貸してほしい」と祝辞。続いて、清水勇人さいたま市長が「次の90年、100年と全国紙にはない地域の目線で県民に勇気と元気を与えてほしい」と激励し、乾杯の音頭を取った。 式典では、秩父屋台囃子(ばやし)保存会「高野右吉と秩父社中」が太鼓を披露、会場内に花を添えた。特別ゲストとして、今夏のパリ五輪レスリングフリースタイル男子74キロ級銀メダリストの高谷大地選手(29)=朝霞・自衛隊体育学校、フェンシング女子フルーレ団体銅メダリストの上野優佳選手(22)=川口・星槎国際高校川口出身、高谷選手のコーチで2012年のロンドン五輪レスリングフリースタイル男子66キロ級金メダリストの米満達弘さん(38)のオリンピアン3人が登壇。世界の舞台でトップアスリートと戦った時の心境や、今後の抱負などを語った。
総合司会はNHKアナウンサーの渡辺あゆみさんが務めた。 本紙は1944(昭和19)年10月16日に県内唯一の日刊地方紙として創刊。「われわれは新聞本来の使命に生き、それを通して、ひろく埼玉県民に奉仕する」を社是に地域に密着した情報提供に努めている。17日付で紙齢2万8633号となる。