優しいパパの裏の顔はサイコな切り裂き魔! シャマラン最新作は予測不能の騙し合いサスペンス「トラップ」場面写真
M・ナイト・シャマラン監督の最新作「トラップ」。このほど、物語のカギを握る3人を写した場面カット4枚が公開された。 【写真】「トラップ」場面写真、ポスター 「シックス・センス」「オールド」をはじめ、そのオリジナリティ溢れる設定と衝撃のストーリーテリングで約20年にわたり世界中の観客を魅了してきたシャマラン監督。全世界で30億ドルを超える累計興行収入を記録し、“シャマラン映画”というジャンルを進化させ続けている。新作「トラップ」では、ゴージャスなアリーナライブの会場を舞台に新たな映像体験へと導く。 溺愛する娘と世界的アーティストのアリーナライブを楽しむ家族思いの父親のもうひとつの顔……それは、指名手配中のサイコな切り裂き魔だった。そして、この巨大ライブこそ、彼を捕まえるため仕組まれた前代未聞の“罠(トラップ)”。トラップに隠された衝撃の真実とは? 予測不能の騙し合いサスペンスが描かれていく。 クーパーを演じるのは、「パール・ハーバー」「オッペンハイマー」などでも知られるジョシュ・ハートネット。アリエル・ドノヒュー、サレカ・ナイト・シャマラン、ヘイリー・ミルズ、アリソン・ピルが共演し、撮影は「君の名前で僕を呼んで」「サスペリア」「チャレンジャーズ」のサヨムプー・ムックディプロームが担当している。 このほど公開された場面写真の1枚目は、家族思いの父クーパーと娘のライリーがライブを楽しんでいる場面。スマホを片手にステージを見つめる娘の隣で父は神妙な顔つきをしている。続いて油断ならぬ表情で何かを探っているクーパーのカット。彼の背後には武装した警官隊の姿が見える。「複雑でダークなキャラクターに魅了される」と監督が語る通り、家族思いの父親である彼は、サイコな切り裂き魔というもう一つの顔を持つ。巨大アリーナで自分に仕掛けられた“罠”(トラップ)に気づいたこの男は、その後どんな行動に出るのか…。 そして、サレカ・シャマランが演じる国際的スター、レディ・レイブン。ワタリガラスを意味する歌姫を演じ、オリジナル楽曲とともに華麗なパフォーマンスを披露。ハートネットは「どの曲も映画の中でクーパーが経験することと共鳴している」と、歌に隠されたもう一つのストーリーテリングに関するコメントを寄せている。 4枚目は、ピンクに染められたアリーナでライブを楽しむクーパーとライリー。一見ほほえましい父娘に見えるが、よく見るとスマホに夢中の娘の横で父の顔はこわばり、楽しむどころか背筋を伸ばし緊張しているようだ。監督にとってライリー役のアリエル・ドノヒューとの出会いは「まるで稲妻のような衝撃だった」という。ハートネットは「現場の雰囲気を変えてしまうほどエネルギッシュな存在感を持っている」と、ドノヒューを称えている。 「トラップ」は、10月25日から全国公開。