樋口黎が悲願の金メダル リオ五輪決勝から8年越しの雪辱果たす 【レスリング】
◇パリオリンピック2024 レスリング男子フリースタイル57キロ級決勝(大会15日目=日本時間10日、シャンドマルス・アリーナ) 【画像】日の丸を背負うレスリングの樋口黎選手 リオオリンピック銀メダリストの樋口黎選手が悲願の金メダルを獲得しました。 3年前の東京オリンピックは落選し出場できなかった樋口選手は初戦、相手が棄権し不戦勝で勝ち上がると、準々決勝ではプエルトリコのダリアン トイ・クルス選手と対戦。相手を圧倒し12対2でベスト4入りを決めました。 そして迎えた準決勝。インドのアマン・アマン選手と対戦した樋口選手は試合序盤に一本背負いから4ポイントを奪うと、その後も圧倒的な強さで得点を重ね第1ピリオドで決着をつけメダルを確定させました。 そして迎えた決勝で樋口選手は、アメリカのスペンサー リチャード・リー選手と対戦。第1ピリオド、序盤は相手の様子を見た樋口選手は、相手に場外に出され先制ポイントを奪われるなど2ポイントを失います。 そして第2ピリオド、相手の一蹴のすきを突き、タックルから相手のバックを取り、2対2の同点に追いつくと、その後は、相手の攻撃を耐えた樋口選手。ビッグポイントの差で勝利し、決勝で敗れたリオオリンピックから8年、悲願の金メダルを獲得しました。