映画『2度目のはなればなれ』、イギリスのふたりの名優が"最後に選んだ"感動の実話。
マイケル・ケイン 1933年、サウス・ロンドン生まれ。’53年に除隊後、役者を目指す。’64年『ズール戦争』で映画初主演。翌年、秘密諜報員ハリー・パーマーを演じた『国家諜報局』が大ヒットし、シリーズ化。『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』でアカデミー助演男優賞受賞。近年はクリストファー・ノーラン監督作に多数出演している。作家としての顔も。
グレンダ・ジャクソン 1936年、チェシャー州バーケンヘッド生まれ。’63年『孤独の報酬』で映画デビュー。『恋する女たち』『ウィークエンド・ラブ』でアカデミー主演女優賞を受賞。’92年、女優業を引退して政治家に転身。’97年、トニー・ブレア首相の下で運輸政務次官を務める。80歳の誕生日を目前に女優業を再開。本作公開を控えた2023年6月15日、87歳で永眠。
文・兵藤育子
『クロワッサン』1127号より
クロワッサン オンライン