テニスのジャパン・オープン決勝主審に越前漆器を寄贈
東京・有明コロシアムで10月1日まで行われた男子テニスの木下グループ・ジャパン・オープンで、シングルス決勝を担当した主審に大会本部から越前漆器のカップと受け皿が贈られた。 テニスの国際大会では、決勝を担う主審に記念品を贈呈する文化がある。スポーツを通じた地方創生に向け、福井県鯖江市と連携協定を結んでいるスポーツ専門チャンネル運営などのGAORA(ガオラ、本社大阪市)が、ジャパン・オープンの大会本部に越前漆器を推薦した。 日本の伝統文化を代表する品として1日、試合会場でカップと受け皿のセットが贈呈された。受け取った主審のカルロス・ベルナルデスさんは、今季限りで40年の国際審判生活を終える予定。「私にとって最後の日本での大会で思い出に残る。素晴らしい日本の伝統品をいただいて幸せだ」と感想を話した。