RAC波平社長が辞任 JTA在職中に取引先と不適切な金銭やりとり疑い
日本トランスオーシャン航空(JTA)は26日、子会社の琉球エアーコミューター(RAC)社長の波平進氏が取引先との不適切な金銭のやりとりをした疑いがあるとして、同日の臨時取締役会で辞任の申し出を了承したと発表した。2025年1月10日のRACの臨時株主総会を経て、JTAの野口望社長が暫定的にRAC社長を兼務する。社長不在の期間中はRACの安次富みさえ取締役が代表権を担う。 【写真】2022年のRAC社長就任時にインタビューに答える波平進氏 JTAによると波平氏は20日、業務の再委託先から金銭を請求されているため辞任したいと同社に申し出た。波平氏がRACの社長に就任する22年以前のJTA在職中に不適切な金銭のやりとりがあった疑いがあり、JTAは同社に損害を与えた可能性を含めて調査している。すでに第三者による調査を進めており、年度内に結論を出したい意向。