首位・岐阜は6位・相模原との敵地での上位対決に挑む！(C)J.LEAGUE

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前節は、試合開始前の時点で上位3チームが勝ち点で並んでいたが、その中でFC岐阜だけが勝利を飾り、3連勝を伸ばした一方で大宮アルディージャが引き分け、アスルクラロ沼津が敗れ、勝ち点を伸ばし切れず、上位勢は明暗が分かれる週末となった。その中で迎える今節は、2つの上位対決に注目が集まることになりそうだ。 最初の注目カードは、6日の14時にキックオフを迎える2位の大宮と3位のFC大阪の直接対決だ。 両者の勝ち点差はわずかに「1」。勝敗によって順位が入れ替わるだけでなく、ここまで互いに無敗を維持しているチーム同士の直接対決となる。 大宮は、1試合消化試合が少ないものの、4勝2分で無敗。直近は勝ちと引き分けを繰り返し、連勝こそないが、着実に勝ち点を積み重ねられていることは継続したいポイントだ。また今季から加入したFW杉本健勇が直近2試合で3発と復活を遂げ始めており、開幕当初よりもシュート数自体が増えていることも好材料だ。この調子を続け、自身が最大の輝きを解き放った17シーズン以来のリーグ戦での3戦連発なるか注目だ。 対するFC大阪は、無敗こそ維持しているものの、開幕3連勝の後に4試合連続ドローと勝利が遠いもどかしい時期を過ごしている。特に4試合連続で無失点を続けられていることはポジティブである反面、4試合連続無得点を克服できるかが勝利へのカギを握るのは間違いないだろう。ここまで全10得点のうち7得点を挙げているセットプレーが勝利へのカギを握ることになるだろう。 もう一つの注目カードは、首位の岐阜と6位のSC相模原の一戦だ。 岐阜は、J3で唯一の連勝チームだ。前節は、MF荒木大吾の開幕戦以来のゴールで先制した後すぐに追いつかれたものの、後半アディショナルタイムに途中出場のFW粟飯原尚平が値千金の劇的なゴールで連勝を「3」に伸ばしている。直近3試合はいずれも複数得点を奪い、決めるべき選手にゴールが生まれているのもポジティブだ。昨年の相模原との対戦でゴールを仕留めているFW田口裕也には3試合ぶりのゴールに期待がかかる。 対する相模原は、第6節でツエーゲン金沢に敗れ、無敗が途切れたものの、その敗戦を引きずることなく、前節はカマタマーレ讃岐を相手に後半アディショナルタイムに生まれたFW瀬沼優司のゴールで劇的な勝利を飾っている。また前節は、戸田和幸監督がシステム変更を決断し、初の複数得点を奪い、手応えを掴む内容を披露。その上でここまで複数失点がない粘り強い守備を続けることが今節、首位撃破へのポイントになるだろう。 その他、4位の沼津は、全勝中のホームに前節初白星を飾ったいわてグルージャ盛岡を迎えるほか、土曜日に8試合、日曜日に2試合が開催される。