出番失いアーセナル退団…ラムズデールが今夏の移籍を回想「前に進まなければならなかった」
サウサンプトンに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが今夏のアーセナル退団を振り返った。12日、イギリスメディア『トークスポーツ』がコメントを伝えている。 現在26歳のラムズデールはシェフィールド・ユナイテッドやボーンマスを経て、2021年夏にアーセナルへ完全移籍で加入した。程なくしてドイツ代表GKベルント・レノ(現:フルアム)から定位置を奪い、以降2シーズンに渡って正守護神として活躍。2023-24シーズンは公式戦41試合に出場すると、要所のビッグセーブでチームを支え、久々のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。 しかし、在籍3年目の昨シーズンはブレントフォードからレンタル加入したスペイン代表GKダビド・ラヤにスタメンの座を奪われ、公式戦の出場はわずか11試合のみ。今夏にラヤの買い取りオプション行使が発表され、退団の可能性が盛んに報じられるようになると、先月下旬にサウサンプトンへの完全移籍が発表された。 大活躍した次のシーズンに定位置を失い、結果的に新天地を求めることとなったラムズデール。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督の起用について「僕はサッカーに長く関わっているので、監督には監督の決定があるということは理解している。僕は彼の考えを変え、試合に出場できるようにと全力を尽くしたんだ。でも、彼の考えは固く、同時にダビドが素晴らしいシーズンを過ごしていたよ」と言及しつつ、移籍の決断を次のように振り返っている。 「スタメンから外されたことで動揺したり、不安になることがあっても、他の誰かが結果を出している時は我慢するしかないんだ。本当に難しいシーズンだった。最初は楽しんでプレーしていたが、それが奪われると大変なんだ。だからこそ、前に進まなければならなかったし、今の自分の状況には満足している。新しい場所を見つけ、再びプレーすることを楽しみにしている。恨みはなく、前に進み、キャリアをやり直さなければならない」 なお、ラムズデールはプレミアリーグ第3節のブレントフォード戦で新天地デビューを飾っている。
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