紅白歌合戦視聴率 第1部29・0%で2年連続30%割れ 第2部は32・7%で昨年から0・8P増
昨年大みそかのNHK総合「第75回紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が第1部(午後7時20分~8時55分)が29・0%、第2部(午後9時~11時45分)が32・7%だったことが2日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ) 昨年は第1部で29・0%、第2部で31・9%。2部制となった1989年以降、第1部で初の30%割れで、第2部は過去最低だった2021年の34・3%を下回り、ともにワーストを記録していた。今年は第1部は前年から横ばい。第2部は昨年から0・8ポイントアップした。 個人視聴率は第1部が21・1%、第2部が、23・4%。昨年は第1部22・0%、第2部23・5%だった。 今年のテーマは「あなたへの歌」。司会は有吉弘行と橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが務めた。 紅組ではILLIT、tuki.、ME:Iが、白組ではこっちのけんと、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオンが初出場。こっちのけんとは白組トップバッターで大ヒットした「はいよろこんで」を披露。現役女子高生シンガー・ソングライターのtuki.はセーラー服姿でヒット曲「晩餐歌」をテレビ生歌唱した。 ベテラン組も返り咲き。25年ぶりに出場した「GLAY」は「誘惑」を、41年ぶり出場の「THE ALFEE」は「星空のディスタンス」を歌唱。トリは福山雅治、MISIAで締めた。 また豪華な特別企画も話題に。ロックバンド「B’z」は「イルミネーション」の歌唱後、NHKホールに生登場するサプライズを演出。「LOVE PHANTOM」「ultra soul」と全3曲を歌った。シンガー・ソングライターの米津玄師は前期の連続テレビ小説「虎に翼」ロケ地として使用された愛知・名古屋市市政資料館から主題歌「さよーならまたいつか!」を届けた。4年ぶり3度目の出場となった玉置浩二は安全地帯のヒット曲「悲しみにさよなら」を披露し抜群の歌唱力を見せつけた。 なお、「STARTO ENTERTAINMENT」社からは2年連続で出場者がなかった。
報知新聞社