「料金は払えないけど片付けてほしい」何度もゴミ屋敷になる女性の“あり得ない依頼”を受けた理由
■連絡が途絶えてしまった理由 二見:2回目に片付けたとき、気持ち的には前に向かれていたと思うんです。 女性:作業に来ていただいた直後は一時的に安定していたんですけど、すぐに悪化してしまって、ご連絡をどのようにしようかなと悩んでいました。 二見:悪化というと体ですか、メンタルですか。 女性:どちらもですかね。数年前に突然歩けなくなってしまって、そこから徐々に歩けるようにはなったんですけど、今も手とか足が動かしづらかったりとかすることがあって。動きたいっていう気持ちはあるんですけど、体が言うことを聞いてくれない状態というか。
二見:仕事の悩みとかそういったこともあるんですかね。 女性:ありますね、やっぱり。人間関係ですかね。パワハラとかそういうところですかね。ちょっと詳しく言ってしまうと今の職業がわかってしまうので。コロナで経営状態が悪化したのを、私のせいにされたりとか。そういうので悩んでしまったことありましたね。 二見:連絡が不通になった理由とかってあるんですかね。 女性:やっぱり体調が悪化してしまって、仕事も行けない状態になってしまって。いつからお支払いできますっていうのを言えない状態だったので、それだと申し訳ない気持ちもあって。でも、連絡しないのはもっといけないことだと思うので、気持ちが頭の中でぐちゃぐちゃになってしまって。それでご連絡できない状態になってしまって。
二見:どうにかちょっとずつでも支払ってもらって、また困ったときにはご連絡いただけると嬉しいですし、私たちは気持ちよく作業はさせてもらえるんで。連絡しにくくなるようなことっていうのはあまりしてほしくないです。いつでも連絡してほしいので。 ■納得はできないが、批判をしても仕方がない 女性は二見氏と会った際、5000円を支払った。そして、23万5000円が未納のまま3回目の清掃を依頼したという。 気持ちとしてはやってあげたいが、これ以上は会社の代表として受けることはできないと判断し、二見氏は断った。この女性に批判が集まるのは二見氏も理解している。しかし、動画や記事で配信するのは、何も視聴者にこの女性を批判してほしいからではない。