『光る君へ』冷めた空気の中でまひろを迎え入れた女房達。値踏みする視線の圧に視聴者「もはやホラー」「ワクワク」「イジメられてこその光る君へ」
◆8月25日の『光る君へ』 現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第32回の「誰がために書く」が8月25日に放送され、話題になっています。 次回予告。「光る君、と呼ばれました」と意気揚々と答えるまひろ。対して一条天皇は「朕を難じておると思い腹が立った」と曇った表情で… *以下、8月25日放送内容のネタバレを含みます。 道長(柄本佑さん)の思惑通り、一条天皇(塩野瑛久さん)はまひろが書いた物語に興味を示す。 そこで道長は、まひろに道長の娘・彰子(見上愛さん)が暮らす藤壺へあがり、女房として働きながら執筆することを提案。狙いは、一条天皇が物語の続きを読むため、藤壺へ来ることを増やし、彰子との仲を深めるきっかけにすることだ。 まひろは道長の提案に戸惑うが、父・為時(岸谷五朗さん)に背中を押されーーといった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ 道長の依頼で物語を書き始めたまひろ。 狙い通り、一条天皇が物語とまひろに対して関心を持ち始めたことから、さらに道長は「まひろが中宮彰子の女房になることで、藤壺まで天皇が足を運ぶのでは」と考えます。 そこで道長は、あらためてまひろへ内裏に出仕するのを頼み込むことに。 幼い賢子を前に悩んだまひろでしたが、家計のことを考え、父・為時と相談のうえで藤壺へ上がることを決めます。
そしてドラマの最後、雪が降る中でいよいよ出仕したまひろ。 内裏では彰子の女房たちがズラっと居並び、まひろを迎え入れます。 まひろに対し、値踏みするような視線を向ける女房たち。 「先の越前守、藤原朝臣為時の娘、まひろにございます」 とまひろが深々と頭を下げて挨拶をすると、藤壺にはさらに冷めた空気が流れ…。 鐘の音だけが鳴り響く中、ドラマは幕を下ろすのでした。
◆ネットの声 いよいよ内裏へ上がる覚悟を固めたまひろ。 しかし、雪が降る薄暗い内裏にて、まひろを迎え入れた女房達のあいだにはあまりに冷たく、重い空気が。その様子に身震いする視聴者が多かったようです。 ネットでは「これはもはやラブストーリーどころかホラー」「女房連中の圧がすごすぎる…」「親の位も大したことが無いまひろじゃイジメられるの確実」「物語の幅が広がって面白そう。ワクワク!」「彰子さえ味方になってくれればお局バトルを生き抜けるかもしれないけれど、どうだろう」「いじめられてこその『光る君へ』(笑)」といった声が交わされていました。 大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。 彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。 脚本は大石静さんが担当しています。
「婦人公論.jp」編集部
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