橋下氏「議員としてあるまじき態度」上西議員は旅行否定
渦中の秘書「最後の最後にああいう形で言い放ってしまった」
会見の途中からは、テレビクルーの取材に対し巻き舌で応対したとされる家城大心秘書も参加。「わたくしの言動につきまして多大なるご迷惑をおかけしたことにかんしては深く反省をしております」と頭を下げた。 だが「いいわけにはなるのですが、5人くらいの方に囲まれて静止をしても聞いてもらえない。最初からあんな口調でモノをしゃべっていたわけではございません。最後の最後にああいう形で言い放ってしまったことについては、私の不徳のいたすところで本当に申し訳ございません」と話した。 上西議員はこの件について「取材を受けた状況というのは5人の方々がカメラ機材で通常の取材であれば、名刺や社章をみせてくださるだとかあると思う。スゴイ勢いでせまられバンバンぶつけてこられた。迷惑ですから事務所を通じて時間をとって正式に取材をしていただけませんかと言いましたが、そちらの方々からすれば意図してやったことではないとは言いますが、それが私が受けた印象であります」と強い口調で述べた。 取材したテレビ局の記者が「通常ですと立ち止まってお話し頂ければ」と話すと上西議員は反論しようとしたが、橋下代表が「国会議員なんですから、場所はずして取材応じると思ってます」と答えた。
橋下代表「国会議員としてあるまじき態度ふるまい」
橋下代表は「総合評価として、国会議員としてあるまじき態度、ふるまい」と上西議員を批判。「飲食、本会議が行われている時に大阪に戻ったり、東京の病院に入院すれば良いはなしですから。本会議を休んで、そこまで休みにするんなら翌日、翌々日は自宅療養が必要ですね。国会議員としてあるまじき行動だ」と話した。 ただ、進退問題については「僕は辞めるべきだと思ってますけど」と前置きし「報道の印象からすれば議員辞めるべきだと考えると思いますが。報道と事実が乖離(かいり)していると思う。これは一度、大阪維新の会執行部と協議をして、あす(4日)昼までに最終結論をだしたいと思います」と話した。 また、上西議員に進退問題については「言うな」と指示したと明かした。「僕らの結論を聞いて考えたらいいと思う。言うなといっている。出した瞬間に固定になるんで。納税者としては納得できないということは言いましたけど、報道事実と乖離もあるんで」とした。 会見終盤、報道陣から「きょう以降は取材を申し込んだらフルオープンなんですか? それとも『事務所をとおして?』」という質問が飛ぶと「それはスケジュール管理してないので」と答えた上西議員。だが橋下代表は「記者の対応はできますよ」とすぐに話した。 会見は約2時間半後の4日未明に終了。橋下代表は「(4日の)お昼にはしっかり結論出したいとおもう」と話し、上西議員らと会見場を後にした。