橋下氏「議員としてあるまじき態度」上西議員は旅行否定
本会議当日の朝、新幹線で大阪へ
報道陣からも容赦なく質問が次からつぎへと浴びせられた。その中で本会議前の3月12日に先輩議員らと行動を共にし、都内のショーパブなどを訪れたという報道についての質問もいくつか続いた。 「数日前から嘔吐などが続いていて、翌日に本会議があるのであれば、それに備えて自宅療養しとくとかは考えなかったのか」との問いには「12日の昼に合間をぬって議員宿舎近くの病院で診断し薬を処方してもらった。薬のせいか同日夕方に一時症状が治まり、以前から先輩議員で医師の方とのお約束があり、後にその患者さんとお会いし、患者さんのショーに行って頂きたいと言われた」と説明した。 また、ショーパブを訪れる前には先輩議員と会っており、患者さんと会う約束の時間はまだだったことから、それまでの時間を居酒屋ですごしたことも明かした。その際は「ソフトドリンクに口をひとくちつけたくらい。(ショーには)顔だけでいいからとおじゃまをさせて頂きました。その時は立っていられないような状況におちいってしまいました」などと説明した。 13日は本会議だったものの、体調が悪かったことから本会議を欠席。タクシーで東京駅へ向かい、午前9時に新幹線に乗り大阪へ帰ったという。報道陣の「一般人からしたら、そんな状況で新幹線乗るのは辛い状況では」と質問されると「議員宿舎は寝に帰るだけのもので栄養ドリンクなどなにもない。大阪の家ならいろいろそろっている」などと説明した。 橋下代表が「なんで大阪に帰って来たんだと言われるのはおっしゃるとおり」「東京で入院すれば済むこと」などと話すと、上西議員は「なんでということは、実家が羽曳野市ということでありまして、大阪で生まれ育っているので、大阪に戻れば家族もおり」など苦しい釈明を続けた。 本会議の翌日14日は、大阪吹田市内の自宅で過ごしたと説明。だが橋本代表が「この日は裏が取れていない」と話すように、誰とも会っていないという。15日は、京都府宮津へ行った件が報道で旅行に行ったとされているが、その件に関しては「前回の衆院選挙でも比例の票は格段に伸びたということで、支援者のもとへ伺った。会食をしただけ」などと説明した。