仕事のミスで「3時間」残業しました。上司に「自己責任だから残業代は出ない」と言われたのですが、さすがに理不尽ではありませんか? たしかに自分の責任ではありますが「違法」ではないのでしょうか?
会社から残業代が支払われない場合の対応方法
会社から残業代が支払われない場合の対応方法を理解して、残業代がきちんと支払われていない際には請求しましょう。残業代が支払われていない原因によって、対応方法は異なります。 例えば、上司が「自己責任だから残業代が出ない」といって、サービス残業を命令している場合は会社に報告するのが有効です。近年ではコンプライアンス意識が高まっていることから、会社にサービス残業を命令されたと報告すれば対応してくれる傾向にあります。 ほかにも、会社全体でサービス残業を命令していたり、サービス残業を命令されていると報告しても対応してもらえなかったりすることがあるかもしれません。そのような場合には労働基準監督署や弁護士に相談して、労働基準法違反である旨を論点として請求する方法もあります。 ただし、会社を相手にして労働基準法違反や弁護士に相談した場合、後から会社に居づらくなるケースも少なくありません。 そのため、最初は会社に報告して残業代がもらえないかを交渉して、どうしてももらえない場合に労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。残業代が支払われなくても自分のミスだからと納得せずに、本来もらえる報酬については請求しても大丈夫です。
まとめ
自分のミスが原因で残業代を請求するのは気後れするかもしれませんが、法律的には理由に関わらず法定労働時間を超えて働いた分の残業代を請求することは問題ありません。働いた分に対しての報酬が残業代なので、支給されていない場合は請求しましょう。どうしても対応してもらえない場合は、置かれている状況に合わせた対応をとることが必要になります。 出典 厚生労働省 しっかりマスター 労働基準法割増賃金編 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部