県内の公立中学校の男性教諭が10月、懇親会の場で女性に対しわいせつ行為を行ったとして県教育委員会はこの男性教諭を18日付けで懲戒免職処分としたと発表しました。 【県教委】 「本日は誠に申し訳ありませんでした」 懲戒免職処分となったのは、県内の公立中学校に勤務する30代の男性教諭です。 県教育委員会によりますと、この男性教諭は10月、県内の飲食店で開かれた懇親会の場で、女性教職員に対し本人の同意なく複数回キスをするわいせつ行為をしたということです。 この男性教諭は2次会の場でも同じ女性に対し、同様のわいせつ行為をしていたということですが、詳細については「被害者の特定につながる」として明らかにしていません。 被害を受けた女性が上司に報告し発覚したもので、男性教諭は県教委の聞き取りに対し「酒が進んで気分が高揚した」「被害者に多大な迷惑をおかけし大変申し訳ない」と話しています。 県教育委員会は「重大な信用失墜行為」として、この男性教諭を18日付けで懲戒免職処分とし、学校長については所轄の市町教育委員会が文書訓告としています。 また、再発防止に向けて市町の教育長や県立学校長あてに通知を出したほか、校長会や研修会の場で服務規律を守り、高い倫理観を持つよう指導を徹底するとしています。