タグボートと衝突・沈没したプレジャーボート、乗員3人の死因は溺死…引き揚げて事故原因調査へ
山口県下松市沖の笠戸湾で17日に起きたタグボートとプレジャーボートの衝突事故で、徳山海上保安部は18日、亡くなったプレジャーボートの乗員3人の死因について、いずれも溺死だったと発表した。海保は今後、沈没したプレジャーボートを引き揚げ、詳しい事故原因を調べる方針。 【地図】衝突事故の発生場所
発表によると、3人は同県岩国市の自営業藤井卓弥さん(41)と妻の枝里子さん(39)、同県下松市の会社員山下智也さん(49)。衝突後、海に投げ出されるなどして死亡した。
プレジャーボートは現在、水深16~17メートルの海底で船首を上にした状態で沈んでいる。タグボートには衝突痕がないことから、海保はプレジャーボートと、タグボートが引いていた台船本体や台船とつなぐロープがぶつかったとみている。
国の運輸安全委員会は19日、事故調査官を徳山海上保安部に派遣する。