カップ戦請負人のエメリ監督、42年振りの欧州最高峰の舞台復帰に意気込み「私の経験は非常に重要だが…」
アストンヴィラを率いるスペイン人指揮官のウナイ・エメリ監督が、今シーズン参加するUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に向けて意気込みを語った。イギリス『TNT Sports』が伝えている。 【動画|アストンヴィラ vs エヴァートン】プレミアリーグ第4節 ショートハイライト アストンヴィラはCLの前身の大会であるUEFAチャンピオンズカップで1981-82シーズンに優勝を果たしている。翌1982-83シーズンも出場しベスト8という成績を残したものの、それ以来ヨーロッパ最高峰の舞台から遠ざかっていた。しかし昨シーズン、プレミアリーグで4位に入ったことで、今シーズンのCL出場権を獲得。42年ぶりに晴れ舞台に戻ってくることになった。 エメリ監督就任以降、プレミアリーグで7位、4位と着実に成長を続けるアストンヴィラだが、エメリ監督はCLに出場するだけに満足していらず、さらなる成果を求めている。同監督は、CL出場に際し、次のように意気込みを示した。 「ここ(アストンヴィラ)に来た時、この大会でチームの競争力を発揮することを夢見ていた。我々は想定よりも良い状態でここに来れたと思う。もしかしたら昨シーズンのUEFAカンファレンスリーグ出場も予定より早かったかもしれない」 「しかし我々は、新たなメンタリティーと目標を設定するつもりだ。なぜなら我々は、プレミアリーグで中位にいることに満足していないからだ。競争力を保ち、常にヨーロッパの舞台に進出したいと思う。しかし一貫性を保ち、ヨーロッパの大会に出場し続けるのは、プレミアリーグが最も難しいリーグであるため難しいことだ」 CLに初出場する選手が多くいる中、エメリ監督はCL経験者のイアン・マートセンやパウ・トーレスの存在を心強く感じているようだ。またエメリ監督自身も監督キャリアで、4度のUEFAヨーロッパリーグ優勝などカップ戦を大の得意としている。 「我々には経験豊富な選手がいる。イアン・マートセンは昨シーズン(CLに)出場し、今は我々と共にいる。そして他の選手もプレーしていたし、パウ・トーレスは3年間前に準決勝まで進出した。そして私は16年連続で監督としてヨーロッパの大会に出場している」 「私の経験は非常に重要だが、私たちが得ようとしているのはアストンヴィラ、アストンヴィラの選手たち、サポーターとのよりいい経験だ。1982年にチャンピオンズカップで優勝した時の素晴らしい経験はいつも覚えている。それは私たちにとってとても大切なことなんだ」 アストンヴィラはCLの初戦ヤングボーイズ戦を、日本時間18日1時45分に控えている。
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