スペーシアXのブルーリボン賞祝う 栃木・東武日光駅で受賞式 デザインなど高評価
優れた鉄道車両を表彰する「2024年ブルーリボン賞」に選ばれた東武鉄道の新型特急「スペーシアX」の受賞式が27日、栃木県日光市松原町の東武日光駅で行われた。 同賞は全国の鉄道愛好家らでつくる鉄道友の会が、鉄道車両の発展などを目的に1958年に制定。今回は最優秀賞のブルーリボン賞にスペーシアX、優秀賞のローレル賞には宇都宮ライトレールの次世代型路面電車(LRT)「ライトライン」が選ばれた。 東京・浅草-東武日光・鬼怒川温泉駅間を結ぶスペーシアXは23年7月15日に運行を始め、延べ70万人以上が利用。伝統工芸を取り入れたデザインやバリエーション豊かな座席、車内設備などさまざまな点が高く評価され、東武鉄道としては1991年の「スペーシア」の受賞以来2度目の栄誉となった。 式では同会の佐伯洋(さえきひろし)会長から同社の都筑豊(つづきゆたか)社長に表彰状が贈られた。都筑社長は「2代続けてブルーリボン賞を受賞できて喜びに堪えない。賞を糧にスペーシアXをもり立て、いろいろな取り組みをしていきたい」と話した。 この日は、車両に取り付けた受賞記念のロゴとプレートがお披露目されたほか、記念商品の販売も始まった。