「結婚式当日、夫の首にキスマークが...」重度の浮気夫に10年耐える妻。女を夢中にさせる“ダメ男の特徴”とは?
作家・ライターとして、多くの20代~40代の男女に「現代の男女が抱える問題」について取材をしてきた山本理沙。その赤裸々な声は、まさに「現実は小説より奇なり」。社会も価値観も変化していく現代で、結婚や男女関係についての悩みは非常に多いようです。 今回取材を受けてくれたのは、病的な浮気症の夫を持つ由紀子さん(仮名・39歳)。20代から6年間交際してからの結婚だったそうですが、婚前も現在も夫の浮気は絶えず、常に女性の影がチラついているそう。10年以上に及び浮気に悩まされた妻の、意外な心持ちを語っていただきます。 取材者プロフィール 由紀子さん(仮名)39歳 職業:会社員 家族構成:夫、息子2人
浮気男は、結婚後に落ち着く...?
「今となっては、どうしてあんな人にこんなに長い間執着しちゃったんだろう。もっと違う人生があったんじゃないかとも思いますが……まあ、あんな男を好きだった自分の責任、結局は自業自得なんです」 炎天下の都内のカフェで、由紀子さんは華奢な手でカフェラテのカップを包みながら溜息まじりに言いました。 色白の細い身体で涼しげなボリュームワンピースを着こなす彼女は儚げな印象があり、大きな二重瞼の瞳には夫への、あるいは自分自身への失望が浮かんでいるように見えます。 「結婚前、付き合っていた頃から夫の浮気性は重々わかっていたんです。たびたび連絡は取れなくなるし、家に行けば私のものでない髪の毛が所々に落ちていたり、洗濯物にストッキングが混じっていることもありました。年齢に焦る私といつまでも結婚してくれず、アラサーの6年間、ずっとヒヤヒヤして過ごしていた気がします。 ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場するミスター・ビッグって、わかりますか? 主人公のキャリーを何年も振り回す男……。以前の私にとって、夫はまさに彼のような存在でした。 でも、ミスター・ビッグは結婚後は素敵な夫になりましたが、うちは……。現実は、そう簡単に人は変わらないと知りました」
山本 理沙