無免許でひき逃げ 自転車の男性死亡させる 18歳男を逮捕 「怖くなって逃げた」と話す 防カメの映像などから特定 見通しの良い直線で軽自動車運転 横断してきた自転車と衝突し逃走していた
埼玉県さいたま市見沼区の県道で9日、自転車に乗っていた同区のアルバイトの男性(66)がはねられ死亡したひき逃げ事件で、県警交通捜査課と大宮東署は12日、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同区の建設作業員の男(18)を逮捕した。 男性死亡…自転車と倒れて流血 見通し良い直線道路 ぶつかる音に気付いた通行人、110番し「車が逃走した」
逮捕容疑は9日午後10時5分ごろ、同市見沼区大和田町1丁目の県道で、無免許で軽乗用車を運転し、大宮区方面から岩槻区方面へ進行中、右方から自転車で道路を横断してきた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走した疑い。「間違いない。怖くなって逃げた」などと容疑を認めているという。 同課によると、現場は片側1車線の見通しの良い直線道路。男性は頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。防犯カメラの映像などの捜査から男の犯行を特定した。 現場付近には車の部品が遺留されており、男が運転していた軽乗用車に使われているものと同一だった。車は他人名義で、県警は詳しい事故原因などを調べている。