千葉県の発展へ決意新た 新春賀詞交歓会に600人 政治、経済、文化、スポーツなど各界代表ら
2025年の幕開けを祝う「新しい時代を開く千葉県民の集い・新春賀詞交歓会」(千葉日報社主催)が7日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、政治、経済、文化、スポーツなど県内各界の代表ら計約600人が顔をそろえた。あいさつした各代表は自然災害や不安定な国際情勢への懸念を示しつつ、千葉県のさらなる発展に向けて一丸で取り組む決意を表明した。 主催者を代表してあいさつした中元広之千葉日報社社長は「地域密着の情報発信は千葉日報の原点」と強調。今年は戦後80年の節目で、千葉県が発酵ブースを展開する大阪万博の開幕、知事選、千葉市長選、参院選もあると指摘し「千葉日報が築いてきた新聞の力をさらに高めて千葉県の発展に生かしていきたい」と述べた。 来賓の熊谷俊人知事は昨年の能登半島地震を踏まえ、千葉県での半島型地震への備えの重要性を説明し「今年も防災に力を入れていく」と話した。成田空港の機能強化を巡っては「空港周辺地域にも恩恵が広げられるように関係者と連携していきたい」と力を込めた。 経済界を代表して、県商工会議所連合会の佐久間英利会長は「全国に先駆けて経済成長を果たし、豊かな自然に恵まれ、全国有数の人口を有する千葉県を全国の模範となるように発展させていく」と呼びかけた。 政界からは自民党県連会長の斎藤健衆院議員が「今年は国内外で多難な年になる。経済政策に集中して取り組み、千葉、日本を活性化させていきたい」と話した。県議会の滝田敏幸議長は「2025年が千葉県にとってさらに発展する年になることを祈っている」と述べた。 県市長会副会長の太田洋いすみ市長、県町村会会長の岩田利雄東庄町長も登壇し、防災や人口減少問題対策などに注力することを誓った。